マッチングアプリ備忘録⑪「これからの出会いへバンジージャンプ」(完)

▼前回までのあらすじ

マッチングアプリでいろいろあったけど、ついに彼女ができた!→2ヶ月で別れた

もしかしたらお互いに「好き」だと思える人が存在するかもしれないから、

マッチングアプリは最低限続けることにしたが・・お休みしている。

 

マッチングアプリ備忘録」を書くのはこれで最後にするつもり。

個人情報は書いていないから相手の女性達に危害は与えていないし、

マッチングアプリを使っている自分の様子は、単純に面白いものだと思って書いていた。

女に相手にされない自分のことを、誰でもいいから見てほしくて、何でもいいから助けてほしくて、自分にできることはこれくらいだと思って記事を書いていた。

実際に出会った女性に記事を見せたこともあった。やましいことは何もしていないから今後も誰にでも見せられる。

記事を書いたおかげで、悩みを聞いてくれた人もいた。

でも、「公の場にこういったことを書くのはどうかと思う。」という意見を一部の人からは受けており、受け止めようと思った。

記事を見られたことによって、会うのが怖いと思われてチャンスを失ったら、助かりたくて書いてるのに元も子もないという、デメリットもある。

本当はブログに書かれたっていいという気持ちで、正々堂々と向き合ってきてほしい。

この程度で私を避ける女はクソだ!と一蹴してしまうこともできる。

でもそれは、話してみれば分かりあえる人との出会いを妨げてしまっているし、相手を不安にさせてしまう要素であると推測した。だからもうやめようと思った。

そもそも記事書くのも時間使うし。

 

まずは、半年以上前に別れた元カノについて。

結論からいうと元カノは私を、「好きになろうと努力してくれていた」。

しかし私の価値観では、彼女は私のことを恋愛的には好きではなかった。

私は恋の上で愛が欲しく、彼女は恋はいらなかった。

そんな価値観の違いがあって、すれ違った。

彼女は立派で、しっかりと社会的な立場を持っている人であり、

家庭環境から、女として生きるように強制されることを嫌っていたから、なんとか作ってきた自分1人だけの領域を守りたがっていた。

最初に違和感を感じたのは、どれくらいの頻度で会いたいかという話をしたとき。

私は無難に「週に1回くらいかな」と言った。

本当はそんなもんじゃない。毎日だって会いたいに決まってる。精一杯抑えて、嫌がられないようにそう言ったつもりだったのに。

元カノは「1ヶ月に1回会えれば十分」と言った。

私はそのときに感じた違和感に目をつむって、一生懸命合わせようとした。

お互いのことを認め合おうと努力していた。分からないことも一生懸命話し合った。

でも、合わせられなかった。

 

彼女は、「合理的な婚活 ~DINKsを本気で目指すおたくの実録婚活漫画~」という漫画を読んでマッチングアプリを始めたとのことで、この人と近い考え方で、将来は別居婚で良いとも考えていたようだった。

そこから認識のズレが広がっていった。私は当然もっと会いたい。彼女は自分自身の生活を守りたい。恋愛は求められていなかった。

彼女は「信頼感と安心感」がないからセックスができないと言っていた。

自分はセックスができない彼女に対して「信頼感と安心感」を失っていった。

 

私がしょっちゅう父親にメンタルを破壊されていたのは何度かブログに書いたことがあるが、

別れる数週間前にも、意味の分からない理不尽なことを言われてメンタルが破壊されていた。「肉を音を立てずに焼け。できないなら食うな。(油が飛ぶから)」と言われていた記憶がある。

別にそれだけだったら残念ながら普段からよくあることなのでどうでもよかったのだが、ちょうど彼女との関係が上手くいっておらず、その彼女に「俺以外にもいい男はいるよ」などと話していたら「自己肯定感が低い」と言われていて、こんな意味の分からないことばかり言われて、それにずっと従っていたから自己肯定感が低くなってるんだろ!と発狂してしまった。

ボロボロの状態で、会う頻度を低くしたいと言っている彼女の家におしかけて、ハグして貰ったときに彼女の顔を見たら、すごく嫌そうな顔をしていたのを覚えている。

それで余計に傷ついて、一緒に遊べる楽しい時間よりも、お互いの気持ちをぶつけあう重い話をする時間の方が長くなってしまった。

何度もお互いに泣いて、別れたいと言われた。

 

「友達の関係になろう」という言い方をされて別れた。

どうせ嫌がられるのは分かってるから、自分からは一切連絡しないことにした。

当然相手からの連絡は一切なく、Twitterでもリムーブされた。

なにが友達だよ、嘘つき。と怒りの感情が湧いた。

一方で、彼女なりの気遣いなのも分かってる。

急に全てブロックするような別れ方をしたら自殺でもするんじゃないかとか、ストーカーになるんじゃないかとか、別れる前の最悪な雰囲気のとき、そういうことを言われた。

リムーブされたのは、自分の下ネタのツイートを見たからの可能性もあるけど、何にせよ目障りだったのだろう。

価値観が違うだけ。もう一生を共にしようと考えることはない他人なんだと思った。

でも、表ではいい顔を演じて裏では避けられる女の嫌な部分を見せられた気がして嫌だった。

「友達としてすら仲良くできないのか」という気持ちになった。

自分が弱くて。弱音を吐き出さずにはいられなくなったが、もう後戻りはできない。

すごく時間がかかったが、寂しさを埋めるには、元カノに執着するのではなく、別の人との関係を作るしかないのだという答えを出した。

 

また、自分の基準が低すぎて無意識に自己肯定感が低いと思われるような言動をしがちなので、そこはなるべく気をつけようと思った。

元カノは顔もめちゃくちゃ好みだったから、自分が過剰に高まりすぎてしまったんだとも思っている。

今は顔の好みよりも、ニコニコできるかどうかの方が大事かなと思っている。

というか、そう思わないとやってらんない。今後同じくらい顔が好みの女性と付き合えると思ってなくて、付き合った女性の顔を好きになるしかないと思っている。

愛情の感じ方は人それぞれ。

自分は2人きりでいる時間や、体を許し会えることがすごく大事なんだと気づいた。

プレゼントを贈られても別にちょっと嬉しい程度だが、プレゼントを拒否されるのは凹んだりする。

けなしたりしたくない。褒め合いたい。だから人を不快にさせるだけのネガティブな発言も嫌いだ。

助けてあげられるのならいいのだけど。

 

落ち込んでいた私は、ゲーム友達から

「セックスは女にとっては怖いものだよ。バンジージャンプみたいなもん。」

と言われて、

「じゃ、バンジージャンプでもするか~」と言って、やった。

とにかく、何かしなきゃやってらんねぇと思って行った。

それなりにウケたので行ってよかった。

 

それから、次の女性との出会いがあった。

その女性とはなんやかんやあって、体の関係を持てた。(最後まではしていないが)

説明が非常に面倒だし書く気も起こらないので、便宜上「セフレ」だったということにしている。

一緒に住みたいと本気で思うくらい関係が進んだが、結局その人も私の価値観では、彼女は私のことを恋愛的には好きではなかった。

体の関係を許してくれていた、その時間はものすごく幸せだったが、結局上手くいかなかった。

その人の関心が他の男性に向いてしまった。

別に付き合ってないし他の人と寝られても別にいいと思っていたけど、実際にされるとすごく嫌な感情になった。

その人のせいにしない言い方をするのであれば、私にその人を惹きつける魅力が足りなかった。

友愛として、他のアプリの大半の男性はお断りする一方で私とは遊んでくれるような関係がしばらく続いたが、

お断りしていない男の話ばかりされたし、突然声が大きくなったり意味不明な行動もあって、

ゲームが好きだと思っていたらゲームそのものが好きだというよりは、ゲームの世界観を重視していたり、おすすめのアニメを見てくれなかったり、理解しあえないものが膨らんでしまっていて、

生まれて初めて、自分が好きになった人に、自分からも冷めてしまった。

その人も元カノと似たようなことを言っていた。

「他者からの評価より自己評価が大事。」だと。

自分が好かれているかはどうでもよくて、自分が好きになっていればいいらしい。

そういう思想なのであれば、私が相手をいくら好きになって愛そうとしたところで、それに喜びを感じてもらえることはないのだろう。

愛の形のファイル形式が違くて、お互いインストールできないのだなと思った。

その問題は自分1人では、どうにも解決できないらしい。

 

マッチングアプリで様々な出会いを経て、今となってはムカつく奴もいたけれど、会ってきた人達には全員感謝をしている。

エッチなことをしたその女性も、将来一緒にいたい人からは外れて、感謝している過去の女性のうちの1人になった。

※他にもまた別の鬱病の女2名ほどとやり取りしてドタキャンされたり、出会って20分くらいで人の目を見て話しなさいとか説教してくる女とか、そんなこともあったけど、ただの愚痴にしかならないから、わざわざ詳しく書くつもりはない。

 

最近、男女関係の構造に対して怒りを覚えるようになってきた。

マッチングアプリをやっている女性は、私が何かアプローチをしたところで、こちらの何が嫌なのかを言わずに、会うこともなくぷっつりと連絡を遮断して去っていくことが多い。

エラーを吐かないプログラム。

何かが間違ってるらしいのに、その原因が分からないから本当にめんどくさい。

そしてこちらの意味不明な部分を問題点として見てしまったときに「対象外」フォルダに移動してロックをかけてくる。

突然強制終了してデータが消えるゲームだ。

若い女性は基本的には何もしなくても男性を選ぶ側でいられる優位性を持っているから、やろうと思えばいくらでも酷いことができてしまう。

無料でマッチングアプリをして、モブ男性からのアプローチをやれやれという顔で無視できる。

 

一方で男性側もバカで、おちんちんに脳みそを支配されている人ばかり。

私自身も、女性を内面で見るとは言っているが見た目で「対象外」のフォルダに移動させてしまうことがないわけはなかったし、

「対象内」のフォルダにも、「外見が好き」「外見は好きじゃない」のフォルダが存在していて、やはり外見が好きであれば多少の問題は相殺されてしまったりする。

そんなおちんちん達に女性側もうんざりしているに違いない。

男女平等であるかどうかの議論なんて、Twitterのアレな人たちに任せておけばいいけれど、

こういった構造を肌で感じて、生物的には仕方ないことなのだろうなと思いつつも、恋愛がクソゲーだなと思ってしまった。

 

ただ、自分の不満点は結局は相手に好かれないことなので、それさえ解決すれば男女のどちらかが不平等であっても、もはやどうでもいいと思っている。

 

話が逸れた気がするが、結局のところ何が問題なのかというと、

「私の価値観では、彼女は私のことを恋愛的には好きではなかった。」

と自分が感じていて、楽しい時間を過ごせないことにあると思った。

この問題を解消するには、私は女性に好かれるようにならなければならない。

そのステップを踏んでから、結婚をして子どもが欲しいと思っている。

愛したくて愛されたいのに、愛の形が合わない。

もしかしたらお互いに「好き」だと思える人が存在するかもしれないから、

マッチングアプリは最低限続けていたが、まずその前にやるべきことがあるのだろうと結論付けることにした。

だからようやく、この2023年6月に東京で一人暮らしをすることを決心した。

福島の大学で失敗してから4、5年ぶりくらい。

恋愛関係なしに、通勤が辛いというのも大きいのだけど。

人に言われてようやく、という部分もあったりする。

「君は結婚して子どもを育てられるお金も生活力もないじゃん。生活水準を落として人と付き合うのって辛すぎるよ。」と言われてぐうの音もでなかったこともある。

今の自分に足りてないものは、きっと「生活力」だと思う。

それからペルソナ5の「人間力」とかもあればいいけど。

 

そもそもなぜ結婚して子どもが欲しいのかと言えば、

私自身が楽しい時間を過ごしたいという気持ちがある一方で、

私が犠牲になってでも、私の分身に、やりたいことをやって自由に生きてほしいと思っていて、

その分身を作ろうとしているのかなぁ?と思っている。

他にもいろいろあるだろうけど。

 

私が「これからの出会い」で女性に求める条件はこんなイメージ

※ノリで書いたので変わる可能性が大いにあります。

・私のことを好きになってくれる人

(オレも頑張るからお前も頑張れ。ちなみにオレはゲームとアニメが好きでこれは変えられん。)

・2人で一緒にいてくれる人

(何が月に1回会えればいいじゃボケ。結婚するぞ。エッチもするぞ。)

・外のパーツに問題がない人

(99%の人は+にも-にも主観では評価しない。よほどのドストライクを除き、一般的な顔面偏差値より笑顔が大事。手足がないとかそういうレベルで無理なものは無理。)

・一途な人

(芸能人とか二次元キャラが好きなのはOK。合意なしに他の一般男性と寝られた場合はその男性のあらゆる存在が消滅しない限り許せないだろう。)

 

条件に見合うように、自分も行動しなければならない。

しばらくはこの考えのもと動いてみる。

これを残しておかないと、何かに流されてしまうかもしれないから意思を記しておく、

あと半年で30歳になる。恋愛だけじゃなく仕事も生活も、もちろん趣味も頑張ります。

もし愛せる人が出現したらGETしてその人のためにも頑張りたいところだ。

 

長文を読んで下さりありがとうございました。